前回の”お洒落プレハブ 設置の仕方をご紹介! PART1”では、一般的な設置の仕方(ブロックの上に置くだけ)とお洒落な設置の仕方(化粧材でブロックと隙間を隠す設置方法)をご紹介しました。そして、地面とユニットハウスを鉄杭で固定する方法もご案内しました。
今回は、基礎工事の種類をご紹介します。
① 布基礎
一般住宅の基礎工事は、この工法が使われます。ユニットハウスの土台フレームが基礎の上に乗っかるように、弊社の場合は幅120㎜で施工します。
地面の状態が土、アスファルト舗装、コンクリートによって施工期間・必要な重機が変わります。また、ユニットハウスのサイズによっても1m当りの金額は変わります。
工事期間は、1~2週間程度を必要とします。
価格について、あくまで概算ですが1m当り28,000円~33,000円程度の費用がかかります。1m当りの単価が高くつくのは、下記写真のようなミニハウスで布基礎工事を施工する場合です。
このケースは、大型施設の敷地内に設置するため、台風・地震に耐える基礎が必要とのことで、コストをかけて安全性を重視したようです。
この工法は、建築許可を申請してユニットハウスを設置する場合の基礎工事にお勧めです。
②ベタ基礎
土間コンクリートとも呼ばれるこの工法は、ユニットハウスの基礎としてもしばしば施工されます。
地面を100㎜程度掘り下げ、型枠を組んでコンクリートを流し込んで仕上げます。この基礎の注意点は、基礎の上に雨水が溜まらないように施工してもらう事です。なぜなら、上にユニットハウスが乗っているので、湿気がこもり床板が朽ちてきます。ですので、基礎のセンターから外側に向けて少しの勾配を取ってもらうべきです。(ユニットハウスは、スペーサーでレベル調整を行いますので心配いりません。)
また、この工法でも建築許可は取れます。但し、鉄筋コンクリート造の基礎にする必要があります。(基礎の厚みや仕様については、建物の構造・重量等によって規定があるようです。)
③ブロック基礎
布基礎・ベタ基礎と比較して、施工費が安価です。但し、この工法では建築許可は取れません。
ただ、台風・地震の際の転倒防止としての効果は期待できると思われます。
④点基礎
この工法も建築許可は取れませんが、施工費のコストダウンと台風・地震の際の転倒防止としての効果は期待できると思われます。
★基礎工事する場合の注意点★
②ベタ基礎の説明の際に注意点として記述した通り、床下の湿気は禁物です。
添付写真の通り、換気口を要所に設けるようにしましょう。また、入口の段差が20cm以上になるときは、基礎工事業者に玄関ポーチをついでに依頼しましょう。
以上で、お洒落プレハブ設置の仕方PART2を終わります。参考になりましたでしょうか?
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